グルーポン

みらいもりやま21

2010年08月05日 01:54

あなたは立つ派?それとも座る派?
10年前から、自宅では小用でも必ず座る派の石上です。
たまに女子から「男らしくない」との謗りを受けますが、合理的思考に基づいた行動なのです。
コントロールが悪いので、座った方が汚れない。
1人暮らしの掃除の手間を少しでも省く知恵なのです。


それはさておき・・・
グルーポンって知っていますか?

wikiにも、まだ掲載されていないくらい新しい言葉なのですが、

近頃、アナログエンジンのJ氏から「近々導入するよ」って聞いたのを皮切りに、takapon(ホリエモンのこと)がツイートしてたり、ヤフーのトピックスに出ていたり、かなりキテいるようなので、調べてみました。

調べた結果、確信したのですが、一年後には知らない人のいない流行語となっているでしょう。

グルーポンとは、アメリカの企業が始めたサービスの名前です。

グループクーポンをかけあわせた造語で、共同購入することで割引きクーポンを達成するというものです。

この企業、2008 年11月に起業しています。
その後、企業評価額が1年半でなんと10億ドルに達したそうです!!
(あのTwitterの3年、Facebookの2年を超えました)
1年で黒字化、2年で推定年商3.5億ドル(推定利益5千万ドル)という異常なまでの数値。

なぜ、そこまで爆発的に伸びたのか・・・



グルーポンとは、簡単にいうと
「最近流行のブログやツイッターなどのインターネットでのつながりを利用して、共同購入することで団体割引の適用を受けよう」
というものです。

いうならば、
動物園に1人で行ったとき、
「周りにいる知らない人30名(人数は、園ごとの規定によりますが・・)に声をかけ、一緒に入ることで団体割引の適用を受ける」
というようなことを、インターネット上でやってしまおうというシステムです。

そう、「なにわ金融道」で肉欲棒太郎が新幹線に乗ろうとする人を集めて、回数券をバラ売りすることで儲けていたアレです。


上記2例のようなショボイ数ではなく、インターネットを使い、多人数により共同購入することで、通常ではあり得ない割引(5~8割引)が可能となります。

サイト上では割引クーポンの取引(原則1日1地域1取引)が提示されます。

取引が成立するためには、決められた時間内に購入申込者が規定の人数に達する必要があります。
(ここがミソでしょうね)

購入申込者が規定の人数集まらなければ申し込み自体が無かったことになります。

これにより、申込者はツイッターやブログで自分からその商品を口コミ的に紹介し、規定数に届かせようと頑張るわけです。

つまりツイッターの大流行という下地がある日本では、これからかなり有望なビジネスモデルとなっているわけです。


消費者
「品質の良いものを安価に入手できる」

企業
「費用をほとんどかけずに口コミで宣伝できる。宣伝費用は売れた分だけ」

サイト運営者
「在庫・仕入れのリスクほとんどなく始められる画期的ビジネス」


となり、非常に優れたシステムです。


グルーポンにおいては 到達しなければならない規定数の設定があるので、質の良いものを出さざるを得ないのです。商品(クーポン)の質が本当に良く、安いものであれば、消費者は前向きに口コミ宣伝をするでしょう。



既にグルーポンのシステムを取り入れた、サイトが日本国内にもできてきています。

最初にできたのがこれ

piku

現在(8月5日時点)の日替わりクーポンはUCCグループで使用できるプレシャスカード(金券)1500円分が67%offの490円
一定時間内に買いたいという人が50人いれば、この割引は成立します。現在、購入者170名越えで残り約24時間を残して余裕で成立。


過去にあった
ハーゲンダッツのアイス(通常660円)を150円(77%off)で販売
などというのは非常にわかりやすく、9000名以上が購入しているようです。


他にもサイトはあって、
ミナワリというサイトで販売された

話題の映画
「借りぐらしのアリエッティ」の全国で使える前売り入場券300円(76%off)
などは宣伝としか思えませんが、これも30人までは購入できたということで見に行く方にとっては相当お得です。(とっくに販売は終了しています・・・あしからず)

既になんやかんやで、国内で同様(グルーポン)のサービスを扱うサイトは20社を軽く超えて乱立状態。


そこに、これをまとめるサイトグルーポンなう(8月2日にオープンしたばかり)など、これまた乱立状態・・・。



現在は残念ながら、ほぼ東京を対象としたサービスしかでていませんが、冒頭に書いたように、近い将来間違いなく、グルーポン系サイトは全国を席巻することでしょう。


ただ、サービスの中には飲食店系も多く、そもそもの定価がいくらなの?というまゆつばものの割引も多いので、利用する際は十分な注意が必要だと思われます。



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