守山市　まちづくり会社　㈱みらいもりやま２１

こんにちは(^O^)夏が終わりましたね。

今年の夏は“平成最後の夏”なんて

なんとも切なげな夏だったわけですが

そんな夏に相応しい素敵な思い出はできましたでしょうか。

さてさて、わたしは昨日

『朱雀協働計画』さんのミーティングに参加させていただきました。

お声掛けいただきありがとうございました。

朱雀協働計画さんは朱雀二条界隈を人の集まる地域にしようと

平成27年９月に発足されました。

メンバーは地元の一般事業者や大学関係者、行政関係者、

地元のアーティストなど様々です。

この地域では京町家の減少や空き家の増加、また地域自体の

知名度の低さに問題意識を持たれており、

これまでに空き家をリノベーションして宿泊施設を創るなど

京都信用金庫朱雀支店さんを拠点に

地域の新たな魅力を引き出す活動をされてきました。

今回のミーティングは『ポートランド報告会』。

市職員や事業主さん７名がポートランドで取材してきたことを

現地での映像と共に紹介してくださりました。

１番印象に残ったのは“ローカルファースト”というワード。

お話の中で何度も出てきた言葉です。

ポートランドにはこの“ローカルファースト”が根付いていて

『MADE HERE』という地元産の商品ばかり扱うお店や、

『ACE HOTEL』というホテルでは地元のアーティストの作品を

多く取り入れたり、商品として扱ったりとまさに地元愛。

また『AIR BNB』というカスタマーサポートのオフィスでは

クレーム対応などでストレスにさらされている社員のため

時期によってオフィスの壁紙を替えるそうなのですが、

その壁紙も地元アーティストによるもの。

本屋さんに並んでいる小冊子（ZINE（ジン）というそうです）は

地元の人がオリジナルで作成したもの。

素人が作った個人の詩集や旅の記録って売れるのかな…

と思っているそこのアナタ。

売れるそうです。買う人がいるということです。

これだけ発展したネット社会の中で表現するツールの１つとして

活字のZINEが多く活用されています。

ポートランドでは珍しいことではないのでみんな理解があり

また自分も作っているから他の作品に対するリスペクトもある

というように、生活の中にアートがあり

街全体で経済も市民同士の共感も巡っているのです。

まさに地元愛（２回目）。

ポートランド内にはアメリカ以外の国の食べ物をメインとした

飲食店がたくさんあるそうですが、その料理を作るための

材料は全てポートランド産であったりと見事な徹底ぶり。

（もちろん全てのお店が、というわけではありません。）

“ローカルファースト”や“地産地消”って

どこの国や地域でも目指されていることなのではと思いますが

こんな見事にローカルをファーストにしている所は

あまりないように感じます。

ポートランドは他の地域と何が違ったのでしょう。

現地で取材をされたみなさんの考察では

＊ポートランド以外の地域から移り住む人が多い

⇒ローカルファースト思想に共感した人々が集まってきた

＊人、モノ、お金全部が地域内で巡る

⇒多少高価でもいずれ自分にもその価値が返ってくるという考え

少しの映像とお話でポートランドに住む人々の多様性、

またその多様性に対する人々の寛容さがうかがえます。

そして短時間でこの地域の素晴らしさをプレゼンできる

朱雀協働計画のみなさんにも心惹かれました。

今すぐ守山で始めよう！

が出来るようなお話ではありませんでしたが、

またひとつ知らない街のかたちを知りました。

憧れシティに認定。テッテレー。

これからもみらいのもりやまを考える会社の一員として

国内外問わずいろんな街を知っていきたいなと

改めて感じることができました。