守山にマダムが来た。そして第八回伊丹まちなかバルへ・・・
少し前のことですが、これまたすごく嬉しいできごとがあったので紹介します、石上です。
「青年会議所(JC)」という社会貢献を理念に掲げる40歳以下の青年が組織する団体が全国各地、そして守山にもあります。
恥ずかしながら私は守山に来るまで、こういった団体の存在自体知らなかったのです。
ほとんど経営者であるメンバーの皆さんが忙しい仕事の合間に自腹を切って、社会貢献と自己研鑽に取り組まれる様子はいつも心から尊敬の念をもって拝見しております。
「公益社団法人守山青年会議所」さんは、毎月13日に「公開例会」というものを開催されております。
その名のとおり、「どなたでも自由にご覧ください」という会なのですが、5月13日は「地域の市民がまちづくりに関わることの大切さ」というテーマのもと、伊丹のマダムを講師に呼んでくださったのです。
当日もちろん超満員でしたし、後に感想を聞いても皆さん絶賛。
自分の大好きな人が認められるというのは本当に嬉しいものです。
これマダムご自身がつくってこられたパワポですけど、
一介の主婦だった彼女が、いまやまちづくり系NPOの理事長にまでなるほど、まちづくりにのめり込んでしまった理由。
多分こういうモチベーションを与えることが、まちづくりに限らず普遍の定理であり、
デール・カーネギーじゃないけど
「人を動かす」極意なんでしょうね。
守山JCのI崎理事長を始め、担当委員会で今回最もご尽力いただいたM品委員長、他全てのJCメンバーの皆さん本当にありがとうございました。
そして、なにより忙しい中、快くはるばる守山までお越しくださったマダム、本当にありがとうございました。
飲みの席までありがとう。ついでに来てくれた、マダムの師匠の中脇けんちゃんもありがとう。
ついでとか書いてますが、彼、私と同い年ですが、大学の講師の肩書きを持ってたり、毎日新聞にコラム書いてたりする凄い人なんです。
皆さんと知り合ってちょうど4年経ちますが、こういう繋がりが拡がるのって何より嬉しいのです。
(終了後、打ち上げにて。左からN本直前理事長・マダムM・中脇ケンジ氏)
さて、話は変わって、そのマダムの活躍するまち、そして今や西日本
バルの聖地・・・
伊丹に行ってきました。そう、5月18日土曜日に開催された
「第八回伊丹まちなかバル」に。
このブログの左側に設置している自動アプリの人気記事一覧からも
(これはコンピュータがアクセスの多い記事を自動的に抽出しています)
「伊丹まちなかバル」というキーワード検索している人の多さが予想できるのです。
過去に一生懸命、記事を書きすぎて、自身でハードルを上げてしまったので、今回は軽いタッチの
伊丹バルレポートお許し下さい。
伊丹についたら、バルだろうがバルでなかろうが、まず立ち寄るのがここ。
伊丹の重鎮、伊丹のドン、伊丹といえばの荒木さんが店主、そしてまちづくりのキーマンが集まるお店、クロスロードカフェ、略してクロカフェ。黒カフェじゃないよ。
今回はご子息とその彼女なのか、やたら若いイケメンと可愛い女子が多かったですが。
バル当日は、店の前で絶え間なく開催中の同時開催イベント「オトラク」のコンサートなどを聞きながら
1軒目のバルメニュー(写真はデフォルトです、私が飲んだのはもちろん生ビール)
早速ガツガツ食べる私に
「なんでそんなかっこしてんの?」
と紳士然とした向かいの二人が問いかけてきました。
ここで不審に思ったり、訝しがったりする人はバル不適格者です。
笑顔で
「こんにちは!滋賀から来ました!!」
と爽やかに答えましょう。
すると、向こうから
「いやいや、怪しいものではありません」
と名刺をいただき、肩書きを拝見すれば、なんと・・・
京都大学総合人間学部 教授・・・(以下3行省略)
という方と
兵庫県伊丹市立伊丹高等学校教諭・・・(以下4行省略)
という方。
(名刺にこんなに肩書き書いちゃうんだ~)と感心しながらも、まちづくり談義に一花咲かせました。
こういう出会いが、バルの魅力の一つ。皆さん肝に銘じてくださいね。
このクロカフェから徒歩5秒のところに三軒寺前広場本部があるのです。
一日中、人の流れが途切れることはありません。
こちらは「オトラク」の本部。
「オトラク」とは、守山にマダムと来てくれた中脇けんちゃんが仕掛ける
イベントというより、もはや
文化。
バルの日は、街中から音楽が絶える瞬間はないのです。
音楽にあまり興味のない私ですが、この伊丹の高揚感は格別です。
とんでもないのが、このオトラク、公共交通を堂々とジャックしてしまっているんです。
!!伊丹オトラクバスって・・・。
たまたま以前から知り合いの「五月エコ」さんのターンだったこともあり、初乗車しました。
このバス、乗ったら最後、停留場で泊まることはありません。
音楽を聴きながら、ぐる~っと停車することなく伊丹市内を巡って、乗車場所である阪急駅前に戻ってくるんです。
大酒飲みにはインターバルとしてちょうどいいんじゃないでしょうか。
で、公共交通といえば、こやつ。
公募して決まった
『とっくりん号』という愛称の人力車をこぐ
リキシャマン。
実は彼、とある若手商店主で完全なるボランティアで、朝から晩までお客さん乗せてあっちいったりこっちいったり。
変人奇人の多い伊丹でも稀に見る奇特な変態です(笑)
これだけ伊丹に行くと、バルマップが不要になってしまっている自分に愕然としながら、意外に新規開拓できていないことにも気づくんですよね。
第1回から皆勤中の
『白玉屋』は今回もやはりすべらない・・・。
なんとくじ引きでおまけ付き。そのおまけは伊丹がフューチャーした「函館バル街」の函館限定品。
店の中はこんな感じ。
『薩摩』
急な階段を3階まで昇るというお年寄りに全く優しくない・・・スナックなのか、居酒屋なのか、カラオケ楽しめて、大人数で座れるここにも毎回立ち寄ってしまいます。
これだけ楽しいイベントですから、お客さんが多いのは仕方ないと思います。でも・・・
「ディズニーランドかっ!!」
って突っ込みたくなる、待ち時間の店がチラホラあるのがたまにキズなんですよね~。
その点、このお店は中心地からあまりに離れているせいか、それとも地味な佇まいに皆が騙されているのか、
内容はとても良いのにいつも空いていて、超お気に入りです、
『大陸飯店』。
他にも何軒か行きましたけど、写真残ってません。そのくらい楽しいんです、伊丹まちなかバルは。
夜が更けても・・・
『アンシャンテ』の行列は途切れませんし
街に人は溢れる一方・・・
ただね、昨今のバルブームにあえて一言申し上げれば・・・
通販のCMでよく見られる注意書き
『※効果には個人差があります』じゃないですが、
バルをただ単に開催すれば、どこの街でもこうなるわけではありませんのであしからず。
伊丹の人たちの準備~当日、そして終了後に至っても、本当に努力されている姿には感動すら覚えます。
私のようにバルを仕掛けている側の人間が、さすが伊丹!と思うのは
この店にさりげなく貼ってある
「本日バルメニューのみの営業です」
の表記。これなんです。
そりゃあ、バルより一般客入れた方が売上上がるんです。
予約の電話が入ったら、そっち取りたいのもわかるんです。
にんげんだもの。
でもバルでしょ!
という気持ちで、私の守山含め、函館や伊丹以外の地域でも
主催者である飲食店の皆さんがバル愛を一層深めていってくれるといいなぁ・・・
その為にはどうすればいいのかなぁと考えた夜でした。
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