みらいもりやま21 公式ホームページ

2016年08月29日

お化け屋敷と逃走中

もう1ヶ月前のことですが、今年も「もりやま夏まつり」盛大に開催されました。



2013年から開催している、あまが池プラザのお化け屋敷も今年で4年目。
評判が評判を呼んで、年々お客様は増え続けています。




「整理券配布しろ」との声もあるんですが、整理券もらうのにも結局並ぶんだろうし、配ったら配ったで大混乱は想像できるんで・・・。
今までのところ、大きなトラブルもないので、このままいくと思います。お子さんに付き合って並んでくださっている大人の方ごめんなさい。
個人的にはファストパス的なものを発売して、「地獄の沙汰も金次第」的な教えを植え付けるのもアリかと思うんですけど。

実際90分も並ぶってすごいですよね。
回転寿司でお客さんが一人でも並んでたら、絶対に入らないっていうポリシーを持つ私には考えられません。





さて来年は、守山の商店街で最も歴史のある「守山銀座ビル」の建て替えが始まります。
というわけで、夏まつりの存続自体を真剣に議論するタイミングがやってまいりました。
守山の風物詩の一つですし、心待ちにしている子どもたちも多いですから、私個人としては継続していくことには賛成ですが、
人材不足であったり、年々減る予算であったり、課題は山積です。


お化け屋敷を中心で運営してくれている「チームメガ」って団体。
面白いことを勝手にやろうって普通の人たちの集まりなんですが、
この人たちが、テレビ番組をモチーフに「逃走中」ってイベントを
指定管理者であるシダックスさんの依頼で、守山のみさき公園で8月21日に開催されたので、
見にいってきました。







SNSだけで2時間ほどで定員が埋まってしまったそうで。
所詮子供騙しと侮っていましたが、親子70組ほどが本当に楽しそうにされているのを見て良いイベントだなぁ・・・と。
工夫してミッションなんかも作られていて、ハンターに水鉄砲をかけると5秒フリーズするとか
とある木のところに吊るした水風船を割ると、捕まった仲間を救出できるとか。
子どもたちず~っとキャッキャ言ってましたよ。
その雰囲気を少しでも伝えたいので動画貼っておきます。



「お化け屋敷」も「逃走中」も、きちんと参加者から300円集めて開催されました。
スタッフさんは皆好きで参加しているので、バイト代なんか一切なし。
すると皆で打ち上げするくらいのお金は残るんですね。
そのBBQもイベントにしてしまうグループ。
これからも楽しい企画に期待してます!

  

Posted by みらいもりやま21 at 13:31Comments(0)守山イベント

2016年04月30日

2016ほたる探検紀行

愛称「守山ほたるバル」もとうとう7回目。
ここ数年、平日開催になっていましたが、今年は「ルシオールアートキッズフェスティバル」に合わせて、5月22日日曜日に開催です。



前売チケットをお買い上げになれない方も
当日、前売価格でディスカバリ―チケットをGET!
チケット予約フォーム


ほたる探検紀行とは、2009年秋、兵庫県伊丹市で西日本で初めて開催(伊丹まちなかバル)され、現在全国でブームになっている「バル」というイベントをモデルに、守山市で2010年6月に初開催、今年で7回目です。(秋冬に開催のもりやまバルを含めると13回目)※残念ながらもりやまバルは今年は不開催の予定。

テーマは「ほたるとともにキラリと輝く素敵なお店を探して歩こう!」
参加者には、予め4枚綴りのディスカバリーチケットを購入いただきます。
マップ掲載店にて、チケットを渡すと、通常では味わえない、サービス、商品が提供されます。
一人で4軒回るもよし、家族・友人4人で1軒訪れるもよし、使い方はあなた次第です。
是非この機会に、今までに行ったことのないお店に足をお運びください。

店主たちがお客様をもてなすために趣向を凝らしたメニューをご堪能いただけます。
チケットは、守山市駅前総合案内所、あまが池プラザ、守山商工会議所、及び一部の参加店(みらいもりやま21にお問い合わせください)にて販売中です。
<チケット1冊(4枚)前売2,400円、当日2,800円>

当日メニュー一覧


「やっとかよ」って自分でも思いますが、7年目にして初めて、GW前にパンフレット完成、告知を開始できました。
いつもギリギリで開催の2週間前がやっとだったんです。これには複数の原因があるのですが、数年前からの課題を今回ようやく解決できました。来年からも遅くてもこのくらいのスケジュールを守っていきたいものです。

7年間ずっとこの事業を担当させていただいて、振り返ると色々と反省点が見えてきます。

これからバルやるって地域とか、まち会社のフレッシュな方のためにも少しここに記しておきます。
最近、まち会社の仕事のバイブルとして、このブログを覗いてくださる方も多いようなので。
誤解を恐れず、また言葉を選ばず書くので、怒られるかもしれません。


バルに限らずなんですが、私がまちづくりにおけるソフト事業で、まず第一の失敗は、借りを作ったことだと思います。
自分では貸しを作っているつもりが、借りを作っていた。
どういうことか?というと、これらソフト事業は誰のために、何のためにやるのか?ということ。

市民のためにやるのでもないんです、実は。
もちろん公務員や商工会議所職員のためにやるもんでもない。
これを誤解してしまっている商店主の多いこと多いこと。
年中行事がその最もたるものなわけですが・・・・。

例えば夏まつり。かつては儲けまくっていた商店街は、夏まつりのときくらい、市民さんに還元しようじゃないか?と儲け度外視で、身銭を切って市民が喜ぶイベントを汗をかいてやっていたという時代もありました。
ところが今はどうでしょう。夏まつりのときにしか商店街に来ません。という市民ばかりですよ。
市民への還元はイ○ンさんにやってもらえばいいじゃないですか。
残念ながら中心市街地内にあって、かつては商店街とがっちり手を携えていた平○堂さんも数年前に駐車場をタイ○ズに委託してしまって、夏まつりの日には無料開放されていた駐車場も有料化と世知辛い時代になってしまいました。
平○堂さんが悪いんじゃない、こんな世の中が悪いんだ。いわんや個人商店をや、なのです。

話が少しそれましたが、要はまちづくりする前に商店が潰れちゃ元も子もないわけです。
市民に喜んでもらう、その原資がかつては潤いまくっていた商店から出ていたわけです。
でそれがだせなくなったから、税金で補う?私は甚だ疑問に思います。
市民の中には、夏まつりを良しをする人と、「うるさい、やめてくれ」という人も相当数いるのです。
(私は元来、後者なのでそのお気持ちがよくわかります)
ならば受益者負担という言葉があるように、イベントを楽しむ人にその費用を負担していただき、またイベントを開催する側の商店にもメリットがあるようにしようというのが「バル」などソフト事業の考え方なのです。
古いですが「WINWIN」もっと古く言えば滋賀県得意の「三方よし」ということ。

7年前からこういう理屈を身に着けていればよかったのですが、
(実際は現場でやる前から、こんなことガタガタいうやつは嫌われますがw)
まちづくりの「ま」の字も知らない私は、まずバルを開催するということを第一義においてしまったわけです。

そもそもバルは市民の為でなく、商店主の為に行うもの。
新規顧客を増やし、リピーターに繋げ、店の売上げを上げる。
結果、お客様も喜び(お客様はシビアですから店がちゃんとしなきゃ来ません。ただの安売りじゃダメ)、地域活性化に寄与できる。という順番。
これ岡崎の松井さんの「まちゼミ」理論なのですが、汎用性あります。

ってこんな理屈こねられるような経験も知識もなかった私は、7年前、まず商店主たちに挨拶して回る中で、
「話聞いてもらうの大変だなぁ」
と次元の違う悩みを抱えていたのです。
「でも店でお金使うと、みんな話聞いてくれるぞ!」
と当たり前のことに気づき、その後の私の経済活動に大きな影を落とすほどの浪費をしてしまったわけです。

結果、1年目から76軒の参加店を集め、石上って凄い奴だな~と売名行為には成功したのです。
そうです、今思えば、これは私自身の売名行為という自己満足に過ぎなかったなと痛感するわけです。
反省すべきは、趣旨をしっかり伝えないまま、功を急いで走ってしまったこと。
開き直るは、そうはいっても趣旨なんか伝えきれないよ、商売人さんの方でそこは汲んでよ。

私は店の売上に繋がる事業を企画し、参加してもらうことが店のメリット、すなわち「貸しを作っている」つもりでした。
ところが(いつも金使ってくれる石上の頼みだし、仕方ない。面倒だけど地域貢献だと思って参加してやるか)と考えている店主さんが多く、知らぬ間に「借りを作っていた」のです。

結果、これが悲劇を招きます。
「石上、最近、全然うちにのみにこねーじゃないか!毎晩飲み歩いるくせに。せっかく協力してやったのに、なんなんだよ、てめーは!」
という店主さんがチラホラ現れます。(ここまで罵られてはないですが、近いことあったんで)

あの~僕、決してお給料が多いといえない中(当時、守山市役所の平均給与の1/3以下)、自腹で通ってたんですけど。
人生で一度もあなたの店に足を踏み入れない守山市民の方が圧倒的に多いのに、少なからず通った僕をなぜ敵扱い?
しかも毎晩飲み歩いても、あなたの店に行けるのは3か月に1回、顔をださなきゃいけない店が100軒はありますから。

って当時腹立ったんですが、これも間違いでそもそもの僕のアプローチが悪かったということなんですよね。
もちろん、その逆に親交を結べたり、今も一生懸命応援してくださる店主さんの方が多いので、一概に自分のやり方が間違っていたとは思いませんが、これから同じようなことに取り組む方はぜひご参考に。
自分ではそう思いませんでしたが、結果的に借り(商店主さんが石上に貸しを作ったと思えばそれが事実となる)を作ってしまったことが失敗。
まちづくり会社プロパーの仕事って、ひたすら貸しを作りまくることなのかなって、近頃思っています。
もちろん、死ぬまでにこの貸しはしっかり倍返しで返してもらいますよ・・・。

今日はこの辺で。  

Posted by みらいもりやま21 at 11:30Comments(0)守山イベント

2015年12月08日

野菜直売inあまが池プラザ

もう6年前になりますが、商店街に八百屋がないということで、商工会議所とJAが連携して、
JAおうみんちアンテナショップ事業を開催しました。
2010年1月13日の記事

1月~3月の限定開催、火水金の3日/週(13~18時)のみだったにも関わらず、非常に好評で安定して100名超/日の来客があり、惜しまれながら終了しました。
2010年1月29日の記事にもある通り、野菜販売うんぬんというより、お年寄りのコミュニティの場となったこともあり、JAおうみんちさんに継続してほしいとお願いしたのですが、家賃や人件費等経費のこともあり、叶いませんでした。
最後の日に涙を流されるお客様もいらっしゃって、それからずっと心に引っかかっていました。


閑話休題・・・


大阪に8店舗展開されていて、どこもとても繁盛している「花様(かよう)」というレストランがあります。
先日、NU茶屋町店にお邪魔してきました。






昼は予約が取れないのと、混むと聞いていたので、平日11時半に到着したのですが、既に満席で待ちが10組ほど。

待っている間に周りを見渡すと・・・


レストランの真ん前では、滋賀県から直送した朝採れ野菜を販売されています。





待っている間にもどんどん人が来て、待ち人数に驚いて
「なんでこここんなに混んでるの?」
「そんなにおいしいの?」
という声がチラホラ。



「花様」といえば、または「花様」を知らなくても、このドレッシングをご存知の方は多いのではないでしょうか。
なんとなんとこのドレッシング、楽天市場ランキングのドレッシング部門で月間1位(現在「週間」全国2位)を何度も獲得している商品なんです。
コンスタントに1万本/月も売れているとのこと。
こんなところに「日本一」があったとは。





これも戦略でしょう。お客様の出入口の目に付くところに、配送されてきたばかりらしい野菜がうず高く積まれています。




そうこうしているうちに40分ほど経過し、名前を呼ばれたときには既に後ろに10組ほどの待ちが・・・・。
こうじゃないと100万/月(勝手な推定ですw)もの家賃払えないでしょうね。
帰りに店長に「平日にランチ2回転ってすごいっすね」というと、「5回転ザラです」とのことw


少し暗めの高級感のある店内は、お客様でいっぱいだったので撮影は自粛。
ぎっしり座れば100席ほどになるので、結婚式の二次会利用なども多いそうです。

注文してほどなく運ばれてくるのが、これ。

季節によって内容は変わりますが、これが「花様」人気の秘密!


滋賀県各地の農家から集めた朝採れ野菜を直送便で運び、お客様に食べ放題で提供しているのです。
この新鮮野菜とドレッシングの組み合わせは本当に癖になります。
何より、8店舗展開とこのお客様の数がその証拠。



女子に人気なのは、こちらのおばんざいでしょうが、




肉食な私は、近江牛ハンバーグのランチ。


並ぶ価値ありのランチです。


回りくどくなりましたが、この「花様」を運営しているのは、株式会社ガーデンという守山市木浜町にある会社。

恥ずかしながら、つい最近まで存じ上げなかったのですが、ご縁あってそのガーデンの清水社長とお出会いする機会に恵まれました。
清水社長、これだけの成功(私から見ればで、本人はそう思っておられませんが)を収めておられるにも関われず、非常にお若く謙虚で熱い方なんです。
いろいろお話しする中で、清水社長の問題意識と私の問題意識とリンクするところがあったり、清水社長の農家に対する熱い思いに心打たれたり・・・。
守山の為になるなら、おおいにご協力いただけるということで、あまが池プラザで近江野菜の直売事業を始めることになりました。


先行して12月5日(土)に開催したところ


ほとんど告知できていなかったにも関わらず、目の肥えた主婦たちが「安い!新鮮!」と次から次へと買ってくださいました。










形が少し悪いだけのにんじんを1kg90円、ほうれん草も90円、と滋賀県産の朝採れ野菜がこの金額で買えるところはまずないはずです。


なぜこんなことを始めたのかという話ですが、もちろん冒頭の6年前の出来事もあります。

でも実はそれ以上に、
守山駅前の飲食店で守山産(あるいは滋賀産)の野菜が食べられない
という事実が私にとって残念でならなかったからなのです。
これだけ農業が発達しているまちで、地元の野菜が食べられないなんて・・・・。

親しい店主さんたちに聞くと、中には「おうみんち」に買い物に行くという方もいらっしゃるのですが、遠方なので続かない、安定して必要な野菜の供給がない等の理由で地産地消が難しいということだったのです。

逆に「花様」は、大阪という遠隔地に関わらず、毎日朝採れ野菜を提供するということで大ヒットされました。
この花様を運営するガーデンに今や滋賀県中の野菜が集まっているという事実を知り、清水社長にお願いしたところご快諾いただき、まずはあまが池プラザの前で週に1回(毎週水曜日)9時半から販売させていただく許可を得たのです。

残念ながら私どもが扱う程度の分量では、輸送費の方が高くついてしまうということでお持ちいただくことはできないので、毎週弊社がMM21号で引き取りに行きます。
最終的な目標は、守山駅前の飲食店さんの注文を取りまとめ発注し、木浜町のガーデンからあまが池プラザに弊社が輸送し、各店に取りにきていただく。これをビジネスとして成り立たせることです。
どうなるかわかりませんが、とりあえず来年3月までは続けますので、ぜひ近隣の方は大阪でバカ売れしている近江野菜を試しにきてみてくださいね。











  

Posted by みらいもりやま21 at 17:22Comments(0)守山イベント