守山市　まちづくり会社　㈱みらいもりやま２１

11日（木）12日（金）
守山市中心市街地活性化協議会視察研修会ということで
広島県府中市
岡山県倉敷市
兵庫県丹波市柏原町
に少々強行軍気味にお邪魔してきました。

今回は、広島県府中市にある
心のふる里　恋しきのレポートです。

ここは明治初期創業の老舗旅館でしたが
平成に入ってすぐ廃業されました。
この建物を是非とも保存しようと、地元財界有志が
お金を出し合って、株式会社恋しきを立ち上げました
。
この会社が、土地建物を取得、改装し、平成19年11月
テナントミックス施設として再生、オープンされたのが
この恋しきです。

これからの守山のまちづくりにも通じるものが多いと考え、
協議会のメンバーで視察に伺いました。





敷地は全体で約800坪。
母屋（3階建て）、5つの離れ、庭（300坪）からなる
広大な施設です。













国の登録有形文化財の指定を受けています。





1階に入ってすぐのところに
そば処








またその横に




おみやげ処






があります。（いずれも株式会社恋しき直営）






奥行きが非常に深く、いくつもの部屋があります。
貸室として、地元の方が利用されています（有料）






見事な中庭もあります。







2階には44畳の大広間があり、到着して早速
そば御膳をいただきました。
















これだけ豪華で1500円。
美味でございました。





残念ながら、耐震の関係上、3階には上がれないとのことで
3階への階段には雛人形が飾ってあります。









2階から裏を見下ろすと見事な庭が。
食事を終えて案内していただきました。











庭を維持していくだけで、なんと年間400万円ほどかかるそうです。






池には立派な鯉が泳いでいます。






庭の一番奥から見た恋しき








カフェ







懐石料理
（この2店舗は直営ではなく、賃貸）





ご案内いただいた後は
株式会社恋しき　代表取締役であり
府中商工会議所　会頭であり
株式会社ヒロボー　代表取締役である
松坂敬太郎様にお話をお聞かせいただきました。

本当に熱い方で、決しておおげさにいうではなく
文字通り命を懸けて、まちづくりに取り組んでおられる
姿勢がひしひしと伝わってきました。





最後にある一室に掲げられていた書




一笑（いっしょう）すれば、千山（せんざん）青し

「身の回りの困難・苦労も笑い飛ばせば、目の前が開けてくる」というような意味。


あの五・一五事件で凶弾に倒れた犬養毅首相が書かれたものだそうです。



最後になりましたが、ご多忙にも関わらず、
快く視察を引き受け、丁寧なご案内及び説明を
していただきました
松坂社長、佐藤総支配人、朝野係長、
他にご協力いただきました皆様
本当にありがとうございました。