2011年11月02日
カフェフィオーレで勉強会

昨夜、草津のカフェフィオーレで、3度目となる滋賀南部地域活性化勉強会が開催されました。
テーマは、「ドイツにおける地域連携のまちづくりについて」

講師は、ドイツ在住ジャーナリストの高松平蔵氏。
高松氏は現在ドイツのエアランゲン市(人口10万人)に在住で、
「ドイツの地方都市はなぜ元気なのか」(学芸出版)
などの著書で知られています。
わたしが感じた
人口のそう変わらない日本の地方都市(守山)との大きな違い・・・
それは、なんといっても「人」にあると思います。
エアランゲンでは、市民活動が盛んです。
スポーツ系だけで100を超えるNPOは、このまちだけで550もあるのだとか。
NPOが1998年に制度化された日本と比較して、ドイツでは150年の歴史があるということなので、市民の活動の場(機会)が非常に多いということでしょう。
ただ、根本的に違うのが、「余暇」。
スポーツクラブの活動が始まるのは、平日19時半ごろから。
サラリーマンも医者も大学の教授まで、この時刻には揃うのだそうです。
ドイツでは職住近接が当たり前で、通勤に時間をかけません。
また休日はどこのお店も休みになるから、家族で地元のフェスティバルに出かけるのが日課となります。
つまりそれは、市民がまちに関われる「環境」が整っていることに他なりません。
平日も休日も時間に追われる日本人との大きな違いでしょう。
ゆとりができなければ、市民活動もボランティア活動も文化活動も活発になるわけはないのです。
となると、どうすればいいんだろう?と頭を抱えてしまいます。
日本社会の枠組みを根本的に変えなければ、ドイツのように市民活動は活発にならないのかと・・・。
そんなこと私にできるはずもないので、おいておいて他にも参考になるお話がありました。
「郷土愛」というキーワード。
エアランゲンのまちでは、まちの片隅で、
「私はエアランゲンを愛している」
という意味の落書きが見られるそうです。
日本では考えられません。
それには、さまざまな要因があるのでしょうが、先生は原因の例として
「学校の授業で方言を教える」
「地元本、地元紙が豊富」
「スポーツ(特にサッカー)」
などを挙げておられました。

講演の後は、皆で食事をしながら、先生を交えてのディスカッション。
大津、草津、野洲、栗東、湖南、守山の選抜された行政職員の方々との語らいは毎度楽しく、非常に参考になります。
「駅前商店街の零細店舗も残していかなければならない。
だからといって、郊外の大型店を潰していいわけではない。
どちらを選ぶかは自由だし、どちらを選ぶ市民もいるのだから。
豊かさのバロメーターは選択肢の多さ=多様性
にあるから。」
今後使わせていただきます、K崎主幹。アドバイスありがとうございました。
まちづくりに携わる人間として目指したいのは、
「休日に大切な人を連れて訪れたくなるまち守山」
(新長田元タウンマネージャーの言葉)
そして至るところに
「『俺は守山を愛してる~!』の落書きがあるまち守山」
落書きはよくないけど。
歴史文化まちづくり館(旧宇野本家)のコンセプトは
「郷土愛を醸成する場」
※守山市が「愛称」を募集中です。(~11月15日まで)
We Love MORIYAMA館
パッとしないな・・・

どなたかお知恵を貸して下さい。
上原仁さん「起業家よ、商売に目覚めよ」
人との絆の大切さ
DRAEMON(寅"衛門)オーナー赤塚元気さんの講演
「海賊とよばれた男」百田尚樹氏講演~戦後復興を支えた先人たちの熱き志~
コミュニティデザイン 山崎亮氏(伊丹まちづくり大学)
養浩館~一乗谷(緑創会視察研修)
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Posted by みらいもりやま21 at 09:18│Comments(0)
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