守山市　まちづくり会社　㈱みらいもりやま２１

ナカヤマフェスタの強襲に、第36回の悲劇以来の衝撃を受けた石上です。






先日、来年の映画化が決定し、キャスティングが発表されていたことをご存知の方も多いでしょう。
⇒Yahoo!ニュース


しかし、のぼう（成田長親）役に野村萬斎氏とは・・・・。

この物語は、タイトルの通り、のぼう様という領主の一族の一人が主役なのです・・・。

設定上、彼は背が高い大男で、のそのそと歩く様子から「でくのぼう」を略し、親しみを込め「のぼう様」と呼ばれているのです。
野村萬斎氏は身長160ｃｍ172ｃｍ。
なぜ小柄な彼をあえて選んだのでしょうか・・・。

芸能界にありがちな黒いチカラではなく、
監督の高尚な狙いがあることを切に願います。
私の大好きな作家の一人である福井春敏氏のローレライを映画化した樋口真嗣氏と犬童一心氏の二人が共同で監督を務めるそうなので、期待したいと思います。


小説の感想ですが・・・
さすがに脚本からできている小説だけあって、臨場感とスピード感に溢れるものでした。

時は、信長の死後8年後、秀吉の天下統一目前となった1590年の小田原攻めの頃。
舞台となるのは、現在の埼玉県行田市にあった忍城（おしじょう）。

北条側である、成田家が守る忍城を、秀吉側の石田三成が圧倒的兵力差（約10倍）を持って攻めたという史実に基づいて書かれた物語です。
そのため、時代背景を勉強して読むとますます面白いです。

何より魅力的なのは、多彩な登場人物。

主人公ののぼう様はもちろん、配下の武将たち、
敵方である石田三成、その親友だったとされる大谷吉継
名前も残っていない農民でさえも・・・。
ちょうど、あの一夢庵風流記（これを原作とした「花の慶次～雲のかなたに～」が有名）と同じ時代であり、登場人物も被るところが多いので、原哲夫氏に漫画化してもらいたいものです。

個人的に残念だったのは、甲斐姫が出陣しなかったこと。
忍城主成田氏長の娘で、謎に包まれた人物ですが、戦国一の美貌といわれ、また武芸にも秀で、一説には戦に参加し、三成軍を翻弄したとも言われています。
今作でも、彼女は魅力的に描かれてはいますが、私的には今ひとつ、扱いが物足りませんでした。
もっと大暴れさせて欲しかったなぁ。。。

この絶世の美女を、映画では誰が演じるのか気になるところです。

いずれにせよ、来年の公開を今から心待ちにしています。

まだ読んでいない方は、是非ご一読を！


6月28日追記・・・
野村萬斎氏の身長が160ｃｍというのは誤りだというご指摘をいただきました。
決してふざけて記載した訳ではございません・・・・。
野村様、ファンの皆さま、大変失礼いたしました。
謹んでお詫びし、訂正いたします。

出典は
⇒wikipedea



⇒eiga.com
⇒weblio辞書
等でしたが、おそらく下の二つはwikiからの引用でしょう。

どうやらwikiが誤っているようで、
⇒日出ずる処「魔法のiらんど」
こちらでは、身長172cmとなっています！

ご指摘いただきましたりかるど様、ありがとうございました。