守山市　まちづくり会社　㈱みらいもりやま２１

明日の朝は、鵜飼副会長がきちんとゴミ拾いをしているか、チェックしながら迎えることに決めた、石上です。

所要のため、開始時刻から少し遅れて20時ちょうど頃、ライズヴィル都賀山に到着しました。



会場は凄い熱気に包まれています。


サムスンの元常務吉川さんが記憶に新しい、YEG（守山商工会議所青年部）さんのビジネスアカデミー。

今日の講師は、安里繁信さん。
シンバホールディングス取締役社長であり、日本青年会議所2009年度会頭であります。

「2009年10月17日に開催された沖縄全国大会式典で2009年度会頭は「32年間のしがらみからの脱却」を宣言し、麻生関与の旧体制に終止符が打たれ、日本JCは麻生太郎と決別した」
※wikiより抜粋

ローゼン閣下に三行半を突きつけたオトコ・・・この事実だけで痺れます。

まず、思ったのは、声がいい。凄くいい。その声だけで話に引き込まれます。

そして、そのテンポと、抑揚。早すぎず、かといって、全く油断できないスピード。

喋りのプロの人なのか・・・と思うくらいのうまさ。

たった数分で、完全にのめり込んでしまいました。


本人もおっしゃっていた通り、一言一句、本人の心からの言葉でした。

受け売りでもなんでもない、ご自身の経験に裏打ちされたあまりに深いお言葉。

せっかくなので、一部を、以下引用したいと思います。



車がステータスである時代は終わった

ポルシェやフェラーリを欲しがる若者はいなくなって、
如何に燃費を安くするか、そこだけをメーカーが追求するようになった。

なのに、モバゲーに月5万円を使う若者がいる時代・・・。


時代は変化している

先に情報を手にした人間が流れをつかむ

社会から信頼されている人間にしか、情報は来ない

情報をどう手にするか　最初に考えるべきこと


相手も人間　自分も人間　企業も　社会も　人間なんだ

同じ商品を売ってて、差が出るのは、人間性の差


保険なら、「満期までそいつと付き合いたいと思わせるヤツなのか」
飲食店なら、「友人を紹介したいと思わせる店主なのか　　また行って、会いたいと思わせる店主なのか」

今の時代、発注のとき、何社から見積もりを取っても、その差はせいぜい10％以内、
今みたいに厳しい時代ほど、とにかく安いところを選ぶわけじゃない
「こいつと生涯付き合っていけるのか　　　どうせ払うなら払う価値があると思える人間なのか」



商いとは、経営者

全ては経営者次第


「貧困・学歴・沖縄」3つのコンプレックスがあった

以前は「沖縄だから」を言い訳にしてきた

今、着ている背広を買うために、飯を削って、
挫折を繰り返し、何度も土下座してきた

他人の何倍も努力をしてきた



人間の価値は年齢じゃない

1年1年をどう生きたか　何をしたか　何を残したか

1年で10年以上の差が開く

たかが40才と思うかもしれない

俺は経験上、その辺の60歳、70歳の経営者にも負けていないと言い切れる


俺の会社は所詮、弱小零細中小企業の集まり

大企業とは違って、そんなにたくさん給料も出せない


金がたくさんあれば、いい人材が雇える⇒笑わすな

「あんたと一生、生きていきたい」って言ってくれるヤツ⇒安月給でも死ぬほど働く


今日、ここに来てくれた経営者の人たちも

まだ自分の会社の従業員は働いてくれてるよね

それなのに　つまらん時間過ごしたらバチがあたる

どんなときでも　どんな人間からでも

「何か持って帰ってやろう！」　

そんなしたたかな気持ちがなければ　これからの世の中やってけないよ

今日の日は、俺の人生の転機かもしれん

そう思って欲しい

すべての原因、我にあり

今すぐ会社や周囲を変えることはできない

でも、自分の明日の朝の迎え方を変えることはできる


まずは自分を変えよう


金魚鉢に入れられた金魚と、ゴルフ場の池に入れられた金魚を比喩に出されて、
ぬるま湯に浸かっていてはいけない、と警鐘を鳴らしておられました。

「居心地のいい（チヤホヤされる）空間に、身を置いていると、人間は腐っていくのだ」と。

皆さま、私に、厳しく接してやってください。甘やかすと、すぐ天狗になります。


最後の質疑応答時におっしゃっていたことも、非常に興味深い。

国防・外交について、朝まででも聞いていたい気持ちになりました。


「普天間問題などありません　海兵隊問題なのです」

など、自分の勉強不足も痛いほど感じました。


政治＝民度
経済＝質
企業＝経営者
家庭＝オヤジの背中

という比喩・表現も、心に刻みました。

「守山だから・・・」
と言い訳ではなく、武器にする！

沖縄から全国組織のトップを務めたのは、今のところ、俺だけ。
守山から、日本一つくってみぃ

終始、あえて挑発的な言動をとっておられたように感じましたが、その立ち居振る舞いからは、自身の「義務教育も受けていない」という言葉からは程遠い、滲み出る気品を感じました。
まさにあの琉球王国の尚寧王を彷彿とさせる素晴らしい漢でした。

守山から日本一つくってやろうじゃないの

って思った聴講者は私に限らず、多かったハズです。

前回もそうでしたが、
YEGさんのビジネスアカデミー
「本当にタダでいいんですか？？」
と、心底思える素晴らしい講演でした。

声をかけていただいた皆様、本当にありがとうございました。

そして、遠く守山の地にお越しくださった
安里先生、本当にありがとうございました。

10年後、私も先生のようになっていたいと思います。

その頃には、先生はもっと高みにいらっしゃるんでしょうが・・・


※参考・・・しげ脳（安里先生のブログです）