守山市　まちづくり会社　㈱みらいもりやま２１

今日から、新年度。
いよいよ守山市中心市街地活性化基本計画も3年目に入り、勝負の年です。


最初に、お礼を申し上げたいと思います。
昨日付けで国に帰られた、国土交通省の富田さん、厚生労働省の綾さん、本当にお世話になりました。
お二人とも守山の為に非常に尽力下さいました。
また、まちづくり会社及び私にとってよき理解者であり、支援者でした。
たくさんの勇気と力をいただきました。
お二人の志を忘れることなく、守山でのまちづくりに取り組んでいきます。
本当にありがとうございました。
これからも国の為に頑張って下さい。
そしてまた守山に遊びに来て下さい。



さて、今週火曜日、休みをいただいて、岐阜県多治見市を訪れました。



岐阜県多治見市
人口約11万人
美濃焼の産地として栄えたまちで、商業よりは工業中心のまちです。
2007年に日本国内での最高気温40.9℃を記録したということで、日本一暑いまちとしてＰＲを行っておられます。

駅前にはたくさんビルが建っていて、守山よりかなり都会な感じがします。



オリベストリートという、古い町家や蔵の景観を活かした通りがあって・・・








（オリベストリートにある交番）







組合員が60店ほどある、多治見最大のながせ商店街の中には



長屋を改装した酒屋さん



この日はちょうど、地元陶芸作家とコラボで実施している展示をされていました。






店内に設置してある、このピアノを活かして、JAZZコンサートなども行っておられるそうで、民間でもさまざまなことに取り組んでおられます。




他にも



古い旅館を改装した、「恋しき」を彷彿させるような結婚式場など、魅力的な建物がたくさんありました。








そんな多治見市においてもやはり、他の地方都市同様、中心市街地の商店街の疲弊が嘆かれて久しく、10年前の平成13年に旧法のTMO「多治見まちづくり株式会社」が立ち上がります。
しかし、さまざまな障害があり、まちづくりは遅々として進まなかったそうです。
そんな多治見に転機が訪れたのは2年前。

初代社長から2代目社長へのバトンタッチ。
そして、ある若者が、請われてまちづくり会社に入社します。



小口英二さん（31歳）私と同い年です。
実は彼、私もお世話になった、高本さんとともに金沢市のまちづくり会社で頑張っていた人なんです。
長野県諏訪地方出身の彼は、奥さんと小さいお子さんを金沢においたまま、この多治見に住み込んでまちづくりに取り組まれています。
今回、声をかけてくださったのも彼。
多治見におけるまちづくりのキーマン。
私とはまた違った切り口で、まちに入りこみ、活動を行っておられます。

彼にまちを案内していただきましたが、行く先々で地元の方から、
「彼、よく頑張ってくれているの」
「いつも御苦労さま、ありがとう」
という声を聞くことができました。


そんな彼が2年間取組んできた成果がこれ。


クラフトショップながせ1号館（＆2号館）

商店街の空き店舗を利用した、チャレンジショップです。
地元の若手陶芸家、クラフト作家の発表の場として、週替わりで様々な方が展示、販売に利用されています。
既に2号館も同じ商店街にあって、有効に活用されています。





うつわとごはん　カフェ温土

こちらも空き店舗を改装してつくった、おしゃれなカフェ。
ふるさと雇用制度を利用して、3人の若い女性が店舗スタッフとして常駐しています。


女性スタッフが美大出身とのことで、置かれている植物などにかなりのセンスを感じます。



また予算が限られていたため、店内の壁ぬりなど全て自ら行ったとのことで、手づくり感が素晴らしい。
みんなで作業に取り組んでいると、商店街の方もたくさん手伝いに来て下さったとのことで、地域に愛されている感たっぷりです。







陶芸が体験できる工房も併設しています。




とてもヘルシーで美味しい。




この陶器が珈琲をさらにおいしくしてくれます。




この他にも、「たじみやげ」の楽天市場への出品や、他さまざまな取り組みを行っておられます。

どの取り組みも面白く、特にこのカフェについては、独立採算がみえてきたというところまで来ていて、非常に参考になりました。

これからは、市民、商店主を巻き込んだイベントをされたいとのことで、守山で実施されている、まちゼミ、バル、100円商店街、合コンなどの事例を紹介させていただきました。

まちづくり会社の職員が、なんと7人もいらっしゃり、平均年齢は30歳程度というフレッシュさ。
研修会終了後、商店街のBarで朝4時まで、杯を交わしましたが、みんなめちゃくちゃ元気で、アツい。
日本一暑いまちのまちづくりに取り組む若者は日本一アツい人たちでした。

成功への階段を着実に上っておられると感じ、負けられないなという気持ちにさせられました。
これからも、情報交換等の交流を行っていきたいと思います。
井奈波社長、小口課長、まちづくり会社の皆さん、多治見の皆様、本当にありがとうございました。
また、近畿にお越しの際は、是非守山にお立ち寄り下さい。
誠心誠意ご案内させていただきます。



番外編


多治見では、窯に籠る前に、うなぎを食べて精をつけるということで、うなぎが名物です。



脂がよくのっていて、口の中にいれるととろけるよう・・・。




また、古くから河童伝説が伝わります。




で、できたのが、「うながっぱ」
（鉄人、ただのかっぱじゃないですからね）
作者は、なんとあのアンパンマンで有名なやなせたかしさん。
かなりかわいいですよ。



早速、グッズを購入して、携帯につけてみました。
なぜかデコレーションされていてキラキラです。
先に携帯なんとかしろよって声が聞こえてきそうですが・・・。