2011年01月21日
お願いしないということ
昨今のタイガーマスク現象・・・。
かつてバレンタインがそうであったように、ランドセル、あるいはパチンコ業界の陰謀ではなかろうか、そしてバックには広告最大手「でん〇う」が絡んでいるのでは・・・と思えてなりません、石上です。
今日は、米沢編で取り上げた「お願いしない」というキーワードについてです。
何度かこのブログでも取り上げていますが、私は前職が不動産業。
当初半年、ほとんど売れないダメ営業マンでした。
3ヶ月ゼロが続けばクビという、数字が全ての世界、戦々恐々としていたある日、
当時、全営業1,000名中TOP10に入るような上司にこう言われました。
「客の言いなりになってんじゃね~よ!」
その言葉を私はすぐに理解できませんでした。
【当時の私(=売れない営業)のパターン】
お客様初来店
⇒話をして仲良くなる
⇒お願いして、物件の案内の約束を取りつける(よくすっぽかされる・・・)
⇒お客のいいなりで多数の物件を、お客が納得するまで見せる(他社の営業より気に入られるため)
⇒私が買ってほしい物件をススメまくる
⇒最後に「(これだけやったのだから)私から家を買って下さい!」とお願いする
⇒「石上さん、よくやってくれたからあなたから買うわ」とはならず、断られ、逃げられる
今、思ったらアホらしいですけど、こんなことを繰り返していたのです。
そして世の中にこのような営業マンの多いこと・・・。
モノによっては、義理だ人情だでこれでも売れるでしょうが、「相手が頑張ってるから」なんて理由で、人生最大の買い物をしてくださる方は滅多にいらっしゃいません。
【トップセールスのパターン】
お客様初来店
⇒お客の要望を掴む
⇒予算に限りがあるのだから、要望が通らないことがあることも教えてあげる
⇒お願いされて、物件の案内をする(すっぽかされることはない)
⇒お客が買える物件だけを、的確に見せる
⇒お客にとって一番いい物件を買う決心を、お客自身ができるよう、うまく誘導する(決して「これにしなさい」とはいわない=自分で決めさせる)
⇒最後に「この物件どうすれば買えますか?教えて下さい」と客からお願いされる
数千万の買い物をしていただくのだから、お客様の御用聞きどころか、下僕以下でなくてはならないと思っていた私には目から鱗でした。
彼らトップセールスは、買い物をしていただいて、感謝するどころか、感謝されるのです。
「金を払う人が上なのではない。あくまでそれぞれ役割がある。プロとして当然の対価をいただくのだから、我々はやるべきことをやるだけ。できないことはできないし、かなわない希望があることもプロとして教えてあげなければならない。金をもらうから言いなりになるのは、大きな間違い」
ということを学んだわけです。
まちづくり会社も行政も商工会議所も、皆同じだと私は思います。
さて、昨日は、いよいよ迫った守山商工会議所商業部会主催事業「まちゼミ」への参加を呼び掛ける為、商工会議所のN村さんと市内商店を巡りました。

カフェセルバの日替わりランチを頬張るN村さん
「ファンが増えて困るから、顔出しはやめれくれよな~」
ということで自重します。
そんな中訪れた、とあるゴルフショップにて
私「毎月2回も、無料でゴルフレッスンを開催されているんですね~。素晴らしい取組みなのに、私知りませんでした。」
O社長「最近は、毎回同じメンバーばかりなんだよなぁ・・・」
私「それなら、是非今回の『まちゼミ』を利用して、新規顧客の開拓を狙われてみては?」
O社長「いくらかかるんだよ~。面倒くさくないの?」
私「今回は参加無料です。このいつも社長がやっておられる『無料ゴルフレッスン』をチラシに載せて、市内全域に折込配布するんですよ~、美味しいでしょ。」
O社長「そうなの?いつものままでいいの?」
私「そうです。せっかくのチャンスだし、いっそ女性客限定で募集されてはどうです?今、ゴルフブームだし、『初めてみたいけど、ゴルフショップに足を踏み入れるきっかけがないのよね~』って女性結構いらっしゃると思うんですけど。」
O社長「確かにそうだね~。俺もそろそろ何か手を打とうと思っていたところなんだよ。ちょうどいいわ、こっちからお願いするよ。今週中にこれFAXすればいいんだね。ところでさぁ・・・」

※画像は愛知県岡崎市のまちゼミ
来月、2月20日~3月20日開催の守山まちゼミ
あなたも参加しませんか?
(※参加募集を既に締め切っていますので、興味のある方は急いで、商工会議所西村さんまでご連絡を!077-582-2425)
まちゼミ世話人代表であり、岡崎まちづくりのキーマン、松井さんの決めゼリフ
「自分の店のお客様、売上を増やす事業を一緒にやろう!」
岡崎まちゼミ
第1回 2002年1~2月 参加10店舗 講座数20 受講者199名
・
・
・
第15回 2010年2~3月 参加46店舗 講座数84 受講者1,100名
もし彼が「お願いだから、参加してよ」「付き合いでいいから、参加してよ」
などといっていれば、この発展はなかったでしょう。
かつてバレンタインがそうであったように、ランドセル、あるいはパチンコ業界の陰謀ではなかろうか、そしてバックには広告最大手「でん〇う」が絡んでいるのでは・・・と思えてなりません、石上です。
今日は、米沢編で取り上げた「お願いしない」というキーワードについてです。
何度かこのブログでも取り上げていますが、私は前職が不動産業。
当初半年、ほとんど売れないダメ営業マンでした。
3ヶ月ゼロが続けばクビという、数字が全ての世界、戦々恐々としていたある日、
当時、全営業1,000名中TOP10に入るような上司にこう言われました。
「客の言いなりになってんじゃね~よ!」
その言葉を私はすぐに理解できませんでした。
【当時の私(=売れない営業)のパターン】
お客様初来店
⇒話をして仲良くなる
⇒お願いして、物件の案内の約束を取りつける(よくすっぽかされる・・・)
⇒お客のいいなりで多数の物件を、お客が納得するまで見せる(他社の営業より気に入られるため)
⇒私が買ってほしい物件をススメまくる
⇒最後に「(これだけやったのだから)私から家を買って下さい!」とお願いする
⇒「石上さん、よくやってくれたからあなたから買うわ」とはならず、断られ、逃げられる
今、思ったらアホらしいですけど、こんなことを繰り返していたのです。
そして世の中にこのような営業マンの多いこと・・・。
モノによっては、義理だ人情だでこれでも売れるでしょうが、「相手が頑張ってるから」なんて理由で、人生最大の買い物をしてくださる方は滅多にいらっしゃいません。
【トップセールスのパターン】
お客様初来店
⇒お客の要望を掴む
⇒予算に限りがあるのだから、要望が通らないことがあることも教えてあげる
⇒お願いされて、物件の案内をする(すっぽかされることはない)
⇒お客が買える物件だけを、的確に見せる
⇒お客にとって一番いい物件を買う決心を、お客自身ができるよう、うまく誘導する(決して「これにしなさい」とはいわない=自分で決めさせる)
⇒最後に「この物件どうすれば買えますか?教えて下さい」と客からお願いされる
数千万の買い物をしていただくのだから、お客様の御用聞きどころか、下僕以下でなくてはならないと思っていた私には目から鱗でした。
彼らトップセールスは、買い物をしていただいて、感謝するどころか、感謝されるのです。
「金を払う人が上なのではない。あくまでそれぞれ役割がある。プロとして当然の対価をいただくのだから、我々はやるべきことをやるだけ。できないことはできないし、かなわない希望があることもプロとして教えてあげなければならない。金をもらうから言いなりになるのは、大きな間違い」
ということを学んだわけです。
まちづくり会社も行政も商工会議所も、皆同じだと私は思います。
さて、昨日は、いよいよ迫った守山商工会議所商業部会主催事業「まちゼミ」への参加を呼び掛ける為、商工会議所のN村さんと市内商店を巡りました。

カフェセルバの日替わりランチを頬張るN村さん
「ファンが増えて困るから、顔出しはやめれくれよな~」
ということで自重します。
そんな中訪れた、とあるゴルフショップにて
私「毎月2回も、無料でゴルフレッスンを開催されているんですね~。素晴らしい取組みなのに、私知りませんでした。」
O社長「最近は、毎回同じメンバーばかりなんだよなぁ・・・」
私「それなら、是非今回の『まちゼミ』を利用して、新規顧客の開拓を狙われてみては?」
O社長「いくらかかるんだよ~。面倒くさくないの?」
私「今回は参加無料です。このいつも社長がやっておられる『無料ゴルフレッスン』をチラシに載せて、市内全域に折込配布するんですよ~、美味しいでしょ。」
O社長「そうなの?いつものままでいいの?」
私「そうです。せっかくのチャンスだし、いっそ女性客限定で募集されてはどうです?今、ゴルフブームだし、『初めてみたいけど、ゴルフショップに足を踏み入れるきっかけがないのよね~』って女性結構いらっしゃると思うんですけど。」
O社長「確かにそうだね~。俺もそろそろ何か手を打とうと思っていたところなんだよ。ちょうどいいわ、こっちからお願いするよ。今週中にこれFAXすればいいんだね。ところでさぁ・・・」

※画像は愛知県岡崎市のまちゼミ
来月、2月20日~3月20日開催の守山まちゼミ
あなたも参加しませんか?
(※参加募集を既に締め切っていますので、興味のある方は急いで、商工会議所西村さんまでご連絡を!077-582-2425)
まちゼミ世話人代表であり、岡崎まちづくりのキーマン、松井さんの決めゼリフ
「自分の店のお客様、売上を増やす事業を一緒にやろう!」
岡崎まちゼミ
第1回 2002年1~2月 参加10店舗 講座数20 受講者199名
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第15回 2010年2~3月 参加46店舗 講座数84 受講者1,100名
もし彼が「お願いだから、参加してよ」「付き合いでいいから、参加してよ」
などといっていれば、この発展はなかったでしょう。