2010年01月29日
手づくりマップで、にぎわいと回遊性を
一昨々日になりますが、1月26日(火)18時半より、おなじみになりました料亭魚和にて、守山商工会議所主催第2回活性化リレー講座として千葉県柏市の「かしわインフォメーションセンター」事務局長の藤田とし子先生の「まちに元気を!~手づくりマップで、にぎわいと回遊性を~」というテーマの講演がありました。
リンク先にもありますように、藤田氏は今年度限りで、事務局長を勇退され4月から新たに「全国商店街支援センター」の所属となられるそうです。
いよいよ全国へと羽ばたかれるのですね~。年間50回ほどは各地で講演されているそうで、既に知名度は全国区ですが・・・。

写真の通り、本当に○○○○方です。
リンク先にもありますように、藤田氏は今年度限りで、事務局長を勇退され4月から新たに「全国商店街支援センター」の所属となられるそうです。
いよいよ全国へと羽ばたかれるのですね~。年間50回ほどは各地で講演されているそうで、既に知名度は全国区ですが・・・。

写真の通り、本当に○○○○方です。
実は私の父の出身は幕張でして、小学生くらいまでは毎年、千葉に行っておりました。柏市を訪れたことはないものの、東京からの距離は同じようなものなので、親近感を覚えます。
千葉県柏市は、上野から電車(常磐線)で約30分という立地にあり、ベッドタウンとして急速に発展したまちです。
1960年には、現在の守山とほぼ同じ約75000人しかいなかった人口が、現在約40万人と6倍近くに膨れ上がりました。
しかし、まちのイメージとしてはダサイ(京都からみた滋賀に近い感じ)と言われて、買い物に来たり、遊びに来たりするまちではありませんでした。
そこで、藤田氏は、活性化のカギはイメージアップ戦略だと考え、様々なことに取り組まれました。
お話を聞く中で、すぐにでも守山で取り入れたいと思ったことが4点ありました。
1.マスコミの上手な活用
藤田氏自身が現在は有名人で歩く広告塔でもあります。「柏市 藤田とし子」でググると1150件ヒット。ちなみに「守山市 清原健」は107件。「守山市 石上僚」は0件(笑)。
とにかく、事件事故以外のまちのイメージアップにつながることを記事にしてもらう工夫をされているそうです。藤田さんの情報発信で、記事になるのは年間50本以上だそうです。地方紙だけでなく、全国紙にも掲載されていて、過去に日経MJ流通新聞の一面トップに全面掲載されたこともあります。これによる広告効果は1500万円を超えるそうです。
じゃあ、どうすればそんなにマスコミに取り上げられるの?ということですが、もちろん読者が見たがるネタを提供するのは当然で、藤田さんは新しく配属された記者を取り込んでしまうというウルトラCを実行されているそうです。まちに来たばっかりで、右も左もわからない記者さんにつきっきりで、まちのことを教えてあげるそうで、この手はかなり有効とのことで私もこれから使わせていただきますww
2.ボランティアスタッフのパワー
印象的だったのは、ボランティアグループにおいては「名簿・連絡網・役職などは一切作らず、個人個人と事務局がつながる」という法則です。インフォメーションセンター(守山でいうところの駅前総合案内所)の案内カウンター業務は、このボランティアスタッフが担当しておられます。
マニュアルなし!研修なし!「ねばならない」はなし!「わかりません」は禁句!
必要なのは知識ではなく、おもてなしの心だそうです。
問い合わせ=まちに対するニーズと捉え、お客さんに逆に質問をすることで、情報を蓄積する。それにより、来街者の求めること(店)・望むこと(店)を知り、イベントなどにつなげていったそうです。
例えば、
・冬場になるとサラリーマンから「美味しいラーメン屋はどこ?」と聞かれることが非常に多い
・土日は、若い男性から「古着屋フリークスはどこ?」とよく聞かれる
などなど
3.おもしろMAPの作成
今回のメインテーマでもあるMAPですね。
上記のインフォメーションセンターのボランティアさんが集めた情報により、お客さんが知りたがっていることを掴み、それをMAPにするのです。これまたボランティアを使い、まちを歩き回ってもらって情報を集めます。第1弾は裏カシMAPということで、普段脚光を浴びない裏通りの店ばかりを集めました。裏通りの店は、商店街にも属していないので、表通りの店から「なぜ、そんなところの為に税金を使ってMAPなど作るんだ(怒)」という藤田さんへの批判・非難がたくさんあったのですが、「最終的にマスコミが取り上げればみんな認めるだろう」という強い信念に基づき、断行されました。
結果は藤田さんの予想通りとなり、MAPは好評で「すてきランチマップ」や「男飯マップ」などどんどん続編が生まれ、観光名所でもない柏というまちを、多くの方がMAP片手に回遊するという現象を巻き起こしました。
それぞれのMAPの発行部数は5000部程度で、時間はかかったけど、費用は印刷代くらいだそうです。守山でも実現できると確信しました。
4.持続性のあるイベント
減脂(ヘルシー)バトル
市内のスポーツクラブ(何度でも自由に利用できる)、レストラン(低カロリーの特別メニューを提供)などと提携し、一定期間で誰が一番体脂肪率を減らせるかというイベント
らーめんファイト
食べ歩き隊100名(一般から公募)が、約2ヶ月間で20数店舗ある市内のラーメン店を食べ歩き、味・接客・店の美観等、様々なポイントを評価し、最終的にグランプリを決めるというイベント
いずれもキラリと光るセンスを感じますし、是非参加してみたいなと思います。また、1日限りの打ち上げ花火で終わってしまうのではなく、一定期間続くというのも素晴らしい点ではないでしょうか。
守山にも是非取り入れたいアイデアです。
最後にマツヤさん(鉄人日記愛読してます)が質問された「藤田先生の座右の銘は??」
「頑張らないけど、あきらめない」
千葉県柏市は、上野から電車(常磐線)で約30分という立地にあり、ベッドタウンとして急速に発展したまちです。
1960年には、現在の守山とほぼ同じ約75000人しかいなかった人口が、現在約40万人と6倍近くに膨れ上がりました。
しかし、まちのイメージとしてはダサイ(京都からみた滋賀に近い感じ)と言われて、買い物に来たり、遊びに来たりするまちではありませんでした。
そこで、藤田氏は、活性化のカギはイメージアップ戦略だと考え、様々なことに取り組まれました。
お話を聞く中で、すぐにでも守山で取り入れたいと思ったことが4点ありました。
1.マスコミの上手な活用
藤田氏自身が現在は有名人で歩く広告塔でもあります。「柏市 藤田とし子」でググると1150件ヒット。ちなみに「守山市 清原健」は107件。「守山市 石上僚」は0件(笑)。
とにかく、事件事故以外のまちのイメージアップにつながることを記事にしてもらう工夫をされているそうです。藤田さんの情報発信で、記事になるのは年間50本以上だそうです。地方紙だけでなく、全国紙にも掲載されていて、過去に日経MJ流通新聞の一面トップに全面掲載されたこともあります。これによる広告効果は1500万円を超えるそうです。
じゃあ、どうすればそんなにマスコミに取り上げられるの?ということですが、もちろん読者が見たがるネタを提供するのは当然で、藤田さんは新しく配属された記者を取り込んでしまうというウルトラCを実行されているそうです。まちに来たばっかりで、右も左もわからない記者さんにつきっきりで、まちのことを教えてあげるそうで、この手はかなり有効とのことで私もこれから使わせていただきますww
2.ボランティアスタッフのパワー
印象的だったのは、ボランティアグループにおいては「名簿・連絡網・役職などは一切作らず、個人個人と事務局がつながる」という法則です。インフォメーションセンター(守山でいうところの駅前総合案内所)の案内カウンター業務は、このボランティアスタッフが担当しておられます。
マニュアルなし!研修なし!「ねばならない」はなし!「わかりません」は禁句!
必要なのは知識ではなく、おもてなしの心だそうです。
問い合わせ=まちに対するニーズと捉え、お客さんに逆に質問をすることで、情報を蓄積する。それにより、来街者の求めること(店)・望むこと(店)を知り、イベントなどにつなげていったそうです。
例えば、
・冬場になるとサラリーマンから「美味しいラーメン屋はどこ?」と聞かれることが非常に多い
・土日は、若い男性から「古着屋フリークスはどこ?」とよく聞かれる
などなど
3.おもしろMAPの作成
今回のメインテーマでもあるMAPですね。
上記のインフォメーションセンターのボランティアさんが集めた情報により、お客さんが知りたがっていることを掴み、それをMAPにするのです。これまたボランティアを使い、まちを歩き回ってもらって情報を集めます。第1弾は裏カシMAPということで、普段脚光を浴びない裏通りの店ばかりを集めました。裏通りの店は、商店街にも属していないので、表通りの店から「なぜ、そんなところの為に税金を使ってMAPなど作るんだ(怒)」という藤田さんへの批判・非難がたくさんあったのですが、「最終的にマスコミが取り上げればみんな認めるだろう」という強い信念に基づき、断行されました。
結果は藤田さんの予想通りとなり、MAPは好評で「すてきランチマップ」や「男飯マップ」などどんどん続編が生まれ、観光名所でもない柏というまちを、多くの方がMAP片手に回遊するという現象を巻き起こしました。
それぞれのMAPの発行部数は5000部程度で、時間はかかったけど、費用は印刷代くらいだそうです。守山でも実現できると確信しました。
4.持続性のあるイベント
減脂(ヘルシー)バトル
市内のスポーツクラブ(何度でも自由に利用できる)、レストラン(低カロリーの特別メニューを提供)などと提携し、一定期間で誰が一番体脂肪率を減らせるかというイベント
らーめんファイト
食べ歩き隊100名(一般から公募)が、約2ヶ月間で20数店舗ある市内のラーメン店を食べ歩き、味・接客・店の美観等、様々なポイントを評価し、最終的にグランプリを決めるというイベント
いずれもキラリと光るセンスを感じますし、是非参加してみたいなと思います。また、1日限りの打ち上げ花火で終わってしまうのではなく、一定期間続くというのも素晴らしい点ではないでしょうか。
守山にも是非取り入れたいアイデアです。
最後にマツヤさん(鉄人日記愛読してます)が質問された「藤田先生の座右の銘は??」
「頑張らないけど、あきらめない」
上原仁さん「起業家よ、商売に目覚めよ」
人との絆の大切さ
DRAEMON(寅"衛門)オーナー赤塚元気さんの講演
「海賊とよばれた男」百田尚樹氏講演~戦後復興を支えた先人たちの熱き志~
コミュニティデザイン 山崎亮氏(伊丹まちづくり大学)
カフェフィオーレで勉強会
人との絆の大切さ
DRAEMON(寅"衛門)オーナー赤塚元気さんの講演
「海賊とよばれた男」百田尚樹氏講演~戦後復興を支えた先人たちの熱き志~
コミュニティデザイン 山崎亮氏(伊丹まちづくり大学)
カフェフィオーレで勉強会
Posted by みらいもりやま21 at 20:00│Comments(6)
│講演・研修レポート
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
名刺交換だけでしたが本当に素敵な方でした。
本当に多くのヒントがあったのですね。
JCとしても関わっていけそうですね。
ちなみに・・・
「守山市 山本英弥」でググると298件でした。
名刺交換だけでしたが本当に素敵な方でした。
本当に多くのヒントがあったのですね。
JCとしても関わっていけそうですね。
ちなみに・・・
「守山市 山本英弥」でググると298件でした。
Posted by (社)守山青年会議所 第40代理事長 山本英弥
at 2010年01月29日 23:44

石上 さま
こんにちは!柏のふじたです。
このたびは大変お世話になりました!
また、遅い時間からの開催にもかかわらず、大勢の皆様にご参加いただき、本当に感謝しております。
当日は『特上!コース』でお話させていただいたため、早口&てんこ盛りの内容で、皆様にはお疲れのところご迷惑ではなかったかしら?と反省しております。
ですが・・・。
皆様には最後まで熱心に耳を傾けていただき、また「守山を愛する心をいっぱいあふれている」会場でお話しさせていただけたことに、言い表すことのできない『幸せ』を感じました。
このようなご縁をいただいたことに心より感謝しますとともに、皆様のますますのご活躍、守山のご発展をお祈りする次第です。
本当に、ありがとうございました。
さて。
石上さん、最後に二つダメだしさせてください(笑)。
ひとつは、
「ボランティアの上手な活用」という表現 ← これはNG!!!ですよ~。
私は未だかつて一度も「ボランティアは活用するもの」と思ったこともありませんし、そのような表現をしたこともありません。
なぜなら、ボランティアで私たちの事業をサポートしてくださる皆さんは私たちの心強いパートナーでありかけがえのない「同士」、私たちと同じ、よりよいまちづくりに尽力する「スタッフ」だからです。
もし、心のどこかに彼らを「活用する」という発想があったなら、おそらく長い時間をかけて一緒に汗を流す取り組みに参画していただけないでしょうし、今日のかしわインフォメーションセンターはなかったと思います。
私にとって「市民スタッフ(ボランティア)さん」はかしわインフォメーションセンターの「誇り」であり「宝」、『チーム@ふじた』のかけがえのない「仲間」なのです。
その辺のところ、わかっていただけすよね?!
それと・・・。
文中、画像下「写真の通り、本当にお●しい方です。」は、イケマセン!!!
石上さん、ほめすぎです(汗;)。
そんなこと書かれちゃったら、もうどこにも顔を出せなくなってしまうじゃないですかっ!
あ=、困ったぁ・・・・・・。
ここのところだけ、削除するとか、伏せ字にするとかしていただくこと、できますかね(笑)???
こんにちは!柏のふじたです。
このたびは大変お世話になりました!
また、遅い時間からの開催にもかかわらず、大勢の皆様にご参加いただき、本当に感謝しております。
当日は『特上!コース』でお話させていただいたため、早口&てんこ盛りの内容で、皆様にはお疲れのところご迷惑ではなかったかしら?と反省しております。
ですが・・・。
皆様には最後まで熱心に耳を傾けていただき、また「守山を愛する心をいっぱいあふれている」会場でお話しさせていただけたことに、言い表すことのできない『幸せ』を感じました。
このようなご縁をいただいたことに心より感謝しますとともに、皆様のますますのご活躍、守山のご発展をお祈りする次第です。
本当に、ありがとうございました。
さて。
石上さん、最後に二つダメだしさせてください(笑)。
ひとつは、
「ボランティアの上手な活用」という表現 ← これはNG!!!ですよ~。
私は未だかつて一度も「ボランティアは活用するもの」と思ったこともありませんし、そのような表現をしたこともありません。
なぜなら、ボランティアで私たちの事業をサポートしてくださる皆さんは私たちの心強いパートナーでありかけがえのない「同士」、私たちと同じ、よりよいまちづくりに尽力する「スタッフ」だからです。
もし、心のどこかに彼らを「活用する」という発想があったなら、おそらく長い時間をかけて一緒に汗を流す取り組みに参画していただけないでしょうし、今日のかしわインフォメーションセンターはなかったと思います。
私にとって「市民スタッフ(ボランティア)さん」はかしわインフォメーションセンターの「誇り」であり「宝」、『チーム@ふじた』のかけがえのない「仲間」なのです。
その辺のところ、わかっていただけすよね?!
それと・・・。
文中、画像下「写真の通り、本当にお●しい方です。」は、イケマセン!!!
石上さん、ほめすぎです(汗;)。
そんなこと書かれちゃったら、もうどこにも顔を出せなくなってしまうじゃないですかっ!
あ=、困ったぁ・・・・・・。
ここのところだけ、削除するとか、伏せ字にするとかしていただくこと、できますかね(笑)???
Posted by 藤田とし子 at 2010年01月30日 09:10
柏のふじた様
ご訪問ありがとうございます!!!
ご自身からコメントをいただけるとは感激です。
ご指摘のあった箇所、早速修正致しました。
仰るとおり、ボランティアの方に対して非常に不適切な表現があったことをお詫びして訂正いたします。
また数年後、ますます元気になっている守山をご覧いただけるよう頑張ります!
ご訪問ありがとうございます!!!
ご自身からコメントをいただけるとは感激です。
ご指摘のあった箇所、早速修正致しました。
仰るとおり、ボランティアの方に対して非常に不適切な表現があったことをお詫びして訂正いたします。
また数年後、ますます元気になっている守山をご覧いただけるよう頑張ります!
Posted by みらいもりやま21
at 2010年01月30日 09:18

山本英弥理事長
298件は素晴らしい。
ちょっとした対抗心で、みらいもりやまの役員全部を調べてみると皆さんだいたい100件前後・・・。
一人桁違いの方が!!
監査役「守山市 日比盛人」
6660件って。なんじゃこりゃっ
どうやらお名前に秘密があるようですね。
「盛り上がる」「人」とかのキーワードを拾うためか、ディスコ情報などもヒットします。日比監査役おそるべし。
298件は素晴らしい。
ちょっとした対抗心で、みらいもりやまの役員全部を調べてみると皆さんだいたい100件前後・・・。
一人桁違いの方が!!
監査役「守山市 日比盛人」
6660件って。なんじゃこりゃっ
どうやらお名前に秘密があるようですね。
「盛り上がる」「人」とかのキーワードを拾うためか、ディスコ情報などもヒットします。日比監査役おそるべし。
Posted by みらいもりやま21
at 2010年01月30日 09:21

公演に行きたかったのですが、いけず残念でした。柏市の商店街は大変興味があり勉強のため訪問したことがあります。回遊性が高く、イベントができるよう場所の提供等がされています。とてもうらやましいところです。ハード面のみならずMAPとボランティアの皆様のパートナーシップが大きな支えだったんですね。公演にいけなかったけどとても参考になりました。ありがとうございます
Posted by S.T at 2010年01月30日 09:34
S.T様
さすがよくご存知ですね。
お忙しいとは存じますが、これからは、なんとかお時間を作っていただいて、是非講演等ご参加くださいませ。
やはり、先生から直接熱いお言葉を聞くほうが、私のつたない文章を読むよりは遥かに意義がありますからww
さすがよくご存知ですね。
お忙しいとは存じますが、これからは、なんとかお時間を作っていただいて、是非講演等ご参加くださいませ。
やはり、先生から直接熱いお言葉を聞くほうが、私のつたない文章を読むよりは遥かに意義がありますからww
Posted by みらいもりやま21
at 2010年01月30日 09:55
