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2010年09月16日

「阪急電車」のススメ

最近、本気でプロアクティブを開始しようかと・・・、肌荒れに悩む、石上です。



火曜日は出張で、「十三」へ行ってきました。

「阪急電車」のススメ


十三は、阪急沿線の中でも、私の好きな駅ベスト3にランクインしています。

駅を降りて、すぐにただようお好み焼きの重過ぎる香り・・・
昼の12時にも関わらず、パチンコ屋前で13時の入替えオープンを待ち、行列をつくるおじさまたち・・・
こういう雑多な街は本当に大好きです。


中でも秀逸なのが

「阪急電車」のススメ

鉄わん波平

十三駅前西商店街には、是非このキャラクターを着ぐるみ化し、
「かわいい、かわいい」
ともてはやされて、いい気になっているゆるきゃら業界に、をいれ、新たなる旋風を巻き起こして欲しいものです。



「阪急電車」のススメ

そして、西口を降りてすぐに見える、24時間お酒を呑めるこの通りは、飲食店街にも関わらず、しょんべん横丁と呼ばれています。

戦後、この辺りが飲み屋街として急速に発展した頃、この十三駅西口側にトイレがなかったため、みんなこの付近で用を足していたそうです。
いまだその名残りで、こう呼ばれています。


この付近の店で呑んでいるときに、「今、どこ?」なんて電話がかかってきて

「しょんべん横丁で呑んでるよ~」

なんて、言ってしまったら、隣の人が生ビール噴き出さないでしょうか?

とても心配です。

「横丁で」を抜いたら大変なことになります。


「阪急電車」のススメ

その「しょんべん横丁」にちなんで設置された、「見返りトミー」くん。

彼は、ベルギー人と十三人の混血で、ブリュッセルの小便小僧ジュリアンくんの親戚だそうです。



だいぶ、話がそれてしまいました。

今回は、「十三」のススメではなく、「阪急電車」のススメ


「阪急電車」のススメ


守山を出るとき、「せっかく阪急に乗るのだから」と購入して、車中で読みました。
とはいえ、梅田~十三間は数分ですから、ほぼJR守山~大阪間で読んだ訳ですが・・・。


帯にある、「映画化決定!!」の文字に少なからず影響されたことは間違いないのですが、主演女優の名前を見てしまったのは失敗でした・・・。
頭の中で、作中の翔子が、中谷美紀さんにしかならないんです。

もし自分なら、誰を登場人物に配役するかなぁなどと想像し、色々な人(女優に限らず、周囲の人も含め)をあてはめるのも、こういう小説を読む際の醍醐味だと思うのですが、あまりに中谷美紀さんがはまり役すぎて、彼女以上の人が思い浮かばない・・・。



舞台は、残念ながら十三駅とは関係なく、阪急今津線(宝塚駅~西宮北口駅)というマイナーな路線です。

ストーリーは、私の好きなミステリー的要素はなく、だいどんでん返しもなければ、「そして誰もいなくなった」りしません。

終始、ほのぼのとしたムードで、刺激を求めるアナタにはオススメしません。
最近、私生活が刺激的すぎるワタシに、ちょっとした休息を与えてくれた作品でした。


電車の中で、出会う赤の他人同士がちょっとしたキッカケでお互いに影響を与えます。
たとえば、叱ったり叱られたり・・・
ただのいきずりなのに、そこにがあるんです。

隣家で、お年寄りや幼い子が亡くなっても、腐敗するまで気付かない世知辛い現実社会とは違い、この物語の登場人物には愛が溢れています

「阪急電車」のススメ

私は昔から電車通勤がだいっ嫌いでしたが、こんな素敵な人々が乗っている電車なら、毎日乗りたいものだと思います。

近いうちに休日を利用して、作中で老婦人が翔子に「あそこはいい駅だから」とおススメした「小林(おばやし)駅」を訪れてみたいと思います。



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Posted by みらいもりやま21 at 08:25│Comments(4)おでかけ

この記事へのコメント
阪急電車は関西の大手民鉄で初めてパワーウィンドウや座席収納車などを投入してきました。阪急電車の醍醐味は梅田駅3線同時発車で十三まで3つの電車が併走するシーンはいつみても圧巻です
Posted by ESTIMA X at 2010年09月16日 08:45
>ESTIMA Xさま

コメントありがとうございます。

電車にお詳しいのですね~。また宜しくお願いします。
Posted by みらいもりやま21 石上 at 2010年09月17日 08:31
その昔…このあずき色の電車の北千里行きに乗って…学校へ通っていたsun_ya_soです。

で…これまたその時代に読んだ本で「かんべむさし」さんの「水素製造法」、「堀晃」さんの「太陽風交点」は…古本屋さんなネットででも、文庫版でも探して…お読みになる価値ありの、遠きあの日を思い出させる、全く正反対な性格の良書です。

堀さんのは、アメリカ映画にでもなりそうな…壮大なスケールに描く、科学世界の中の哀しい恋愛を、かんべさんのは…桂米朝一門が大好きというだけあって、あごが外れないか心配しないといけない短編集。堀さんのなんか…今なら自然に読めますが、あの頃にエントロピーの増大の話など…さすがに阪大理系出の作家さんだけはあります。

当時はまだ「阪急ブレーブス」なる野球チームがあり、「お金持ち山手・阪急」対「庶民派海岸沿い・阪神」がそれぞれリーグ優勝して…日本シリーズのことを「今津線シリーズ」と名打ち、勝った方が花電車…みたいなネタを…

この本だったか、違う本だったかの中で、かんべさんが書いておられました。阪急なき今、その夢はまぼろしとなってしまいましたが。
Posted by @sun_ya_so at 2010年09月17日 10:04
>@sun ya soさま

いつもありがとうございます。
北千里行きってことは、
あなたさまの母校は、あの天下の関〇大学ですな・・・。

「今津線シリーズ」は初耳です。6へ~くらいかな。
Posted by みらいもりやま21みらいもりやま21 at 2010年09月17日 16:19
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