守山市　まちづくり会社　㈱みらいもりやま２１

彼を知り己を知れば百戦殆からず・・・
敵より何より、まずは自分の酒量の限界を知るべき男、石上です。


人間は毎日同じ服でも生きていけますが、ご飯を食べなくては生きていけません。
私には、昨年の入社以来「お世話になっている守山市にある飲食店（全国チェーンを除く）で、極力お金を使う」というモットーがあります。
ですので、滅多に近隣の守山市外の飲食店を訪れることはありません。（まちづくりを頑張る遠方の都市には勉強のため、よく訪れていますが・・・）


先月のとある日、なかなか素敵な漢（おとこ）に出会いました。
男の私が、素敵とかいうのもちょっと気持ちが悪いのですが、「花の慶次」風にいえば、漢が惚れる漢って感じの人です。


岡田直明という名の、その方は35歳。
私のことを人づてに聞いて、「是非お会いして話してみたいんです！1対1で飲みませんか？（彼はこれをサシノミと呼んでいます）」といきなり電話を下さったのです。
市外の方ですが、わざわざ守山まで来てくれるということで、駅で待ち合わせ、私のマンションのすぐそばの、「Indo Asia Dining」「Bottom」にて、数時間アツイ語らいを交わしたのです。
私より年長にも関わらず、非常に腰の低い人でした。
そんな彼が、「滋賀でNo1」だという店が草津にあります。


一度機会を見つけて訪れたいと、彼と会った先月から思っていたのですが、昨日その機会ができたので、行ってきました。

その店の名は・・・

「坐空」（ザク）



そう彼は、この居酒屋の創業オーナー。
今年7月7日に、2店舗目となる「坐空ふたつめ」を野洲にオープンさせた若手経営者なのです。

草津、野洲と店をオープンさせた彼ですが、聞けば、創業時第一の出店先候補は、守山だったそうです。
諸事情により、断念することになったそうですが、極めて残念です。
他にもこの諸事情により、守山への出店をあきらめた若手経営者の話を聞いたことがあるだけに、リーシング担当者としては申し訳ないやら情けないやらです・・・。







バームクーヘン豚と近江牛の石焼ハンバーグ







メニューの文字に特徴がありますが、これは全て岡田オーナー直筆によるもの。









地鶏ささみと砂肝のプリコリ海苔巻き
スタッフが薦めてくれた、「スタッフの間で大人気」メニューだそうです。
不思議な食感と、ワサビがきいていて、とても美味しかったです。




カキフライ




明太ポテトサラダ




メニュー表を見る限り、価格帯は決して安いというわけではないのですが、
火曜日の早い時間帯にも関わらず、テーブル席は若い客で満席です。（約30名）


もちろん私は美味しいと感じましたが、味に関しては、人それぞれ好みがあるので、言及を避けます。


坐空の大きな魅力は「人」＝「接客」にあります。
オーナー自身の人柄はもちろんですし、スタッフの元気さと笑顔は「さすが！」と思わせてくれました。
そして特に素晴らしいと感じたのは、店内のお客様全てが見える位置に、常時スタッフが立ち、お客様が呼ぶ前に「気付く⇒声をかける」こと。
単純なことのようで、これが非常に難しい・・・。

余談ですが、私は学生時代、パチンコ屋のアルバイトをしていました。
パチンコ屋において、優秀なスタッフが担当するコースのランプは光りません。
ランプというのはパチンコ1台1台の上部についている呼び出しボタン（押すと光る仕組み）です。
球がつまったり、箱を変えて欲しいときなどは、これを押してスタッフを呼びます。
しかし、優秀なスタッフは、お客様の仕草、癖などから判断して先回りで動き、ランプを押させないのです。

お客様に呼ばれても来ない、待たせる⇒下（接客業失格）
お客様に呼ばれてすぐ動く⇒中（当たり前）
お客様に呼ばれる前に動く⇒上（接客業の基本）

とは、私の接客業における勝手な哲学ですが・・・
言うは易し、行なうは難し
私自身、接客業時代、徹底的に意識しましたが、なかなか実践できるものではありませんでした。

私がいうのもおこがましいですが・・・
昨日の坐空では、平日にも関わらず8名のスタッフで対応しておられ、素晴らしい接客レベルでした。
ただ、これを超高稼働時に維持することは極めて難しいと思います。
でもここは、常にこの接客レベルを維持しているのじゃないだろうかと思うことのできる店でした。
次回は是非、金、土曜日に訪れたいと思います。



オーナーが「利き酒師」、店長が「焼酎アドバイザー」という耳慣れない資格を持っておられるのも特徴です。

草津に寄ることがあれば一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか？
気持ちのいい漢に出会えることを保証します。